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Hisashi Onobayashi wins Japanese preselections

01-11-14

2年に一度、フランス・パリにて決勝大会が行われる、世界一のチョコレート職人を決める、専門性の高いトップレベルの国際コンクール『ワールド チョコレート マスターズ』。 2015年大会の日本国内予選大会が、2014年11月1日(土)、東京製菓学校(新宿区高田馬場)において開催され、株式会社クラブハリエの小野林 範シェフが優勝し、パリへの切符を手にしました。

小野林シェフは『ジャパン チョコレート マスター 2015』のタイトルを獲得すると同時に、2015年パリにて開催されるワールドファイナルに、日本代表として出場します。

結果

【優  勝】 小野林 範(おのばやし ひさし)氏 /㈱クラブハリエ(滋賀県)

【第2位】 垣本 晃宏(かきもと あきひろ)氏 /サロン ド ロワイヤル京都(京都府)

【第3位】 平泉 博仁(ひらいずみ ひろひと)氏 /専修学校 日本菓子専門学校(東京都)

【第4位】 笠原 寿人(かさはら ひさと)氏 /パティスリーKOSAI(茨城県)

 ※谷山 俊一氏(たにやま しゅんいち)氏/表参道 うかい亭 

   は、諸事情のため当日棄権となりました。

優勝スピーチを求められた小野林氏は、関連各氏へのお礼を述べた後に、声を詰まらせるシーンがあり、『長かったので…』と語りました。過去この国内予選大 会に2度挑戦し、どちらも惜しくも2位という結果(平井シェフが世界一となった2009年大会、植﨑シェフが世界第2位となった2011年大会)であった ため、今回、満を持してついに念願の日本代表の座を勝ち取るという結果となりました。スピーチの最後には、『行くからには世界一を取りに行きます』と力強 く語りました。

審査員講評において、審査委員長の島田 進シェフは、『今回の大会は、味覚においてはすべての競技者が非常に美味しく、とてもレベルの高い競技だったと思います。特にボンボンは4人とも本当に差 がないくらい美味しかった。また今回はこれまでとは変わった課題の「チョコレート・トゥ・ゴー」があったが、皆それぞれに工夫して個性があり、審査はとて も楽しめました。』と総評しました。

優勝した小野林氏には『ジャパンチョコレートマスター2015』の称号とともに、主催者より賞状、トロフィー及び賞金20万円、そして副賞として株式会社エフ・エム・アイ 東京本社第1営業部 執行役員 部長 矢ノ倉郁夫氏より卓上ミキサー『キッチンエイド KSM-5』 1台が授与されました。またチョコレートワールドよりオリジナルオーダーメイドモールド(ワールドファイナルにて使用)、オールノワールオリジナルオーダーメイドチョコレート30kg(ワールドファイナルで使用)の製作権が贈与されました。

この国内予選大会において各競技者は、今大会のテーマ:自然からのインスピレーション(The Inspiration from Natureに沿って、下記の要領で4つの課題を制作することが課せられました。

例年とは違った課題が設けられる中、各選手趣向を凝らし、個性的な作品が製作されました。

1.  チョコレートのピエスモンテ

サイズ: 55㎝×55cm、高さ1m以上2m未満(土台を除く)

注意事項:チョコレート100%、もしくはカカオ由来製品で出来ていること。補強用の芯などを入れることは認められません。カラーリングについてはカカオバター製の着色料、ブロンズ・シルバー・ゴールドのパウダーとすべての食用パウダーのみ使用可。

2.  型抜きボンボンショコラ

サイズ・数量: 5~13g (飾り含む)  、最低40個 

注意事項:最低でも2種類の食感の2層から成るものとし、そのうち一つはガナッシュでなければなりません。 競技者は、日本の地域で有名な素材をこのボンボンに活用することが期待されます(必須ではありません)

3. ケーキ オブ ザ ディ (Cake of the Day) 

サイズ・数量: 撮影用: 480~780gの本日のケーキ 1個

試食用:80~130gの本日のケーキ 8個 

注意事項:その日の新鮮な素材を用いて、テーマに沿ったフレッシュなケーキを製作(形は自由)。このケーキは3種類以上のテクスチャーを用いたもので、冷凍の工程が少ないほど高く評価されます。

4. チョコレート トゥ ゴー (Chocolate to go)  

サイズ・数量: 10個(サイズは自由)

注意事項:さっとつまんで歩きながら食べられるような、持ち帰りタイプのチョコレートを製作。移動式屋台や商店での販売を想定した商品コンセプト全体(製品自体はもちろん、パッケージ/容器も含む)を製作する必要があります。           

決勝大会は2015年10月、パリにて開催の『サロン・デュ・ショコラ・プロフェッショナル』にて開催されます。